ボクシングでやりがちな怪我と予防法
ボクシングは、本格的にやればやるほど、上達すればするほど、怪我と隣り合わせになると言って良いスポーツです。
しかし、ボクサーの引退の理由の中で最も多いものの1つが、怪我によるものです。
中には、即引退勧告となるような重大な怪我もあるため、今後の上達を目指していくためには、注意が必要です。
できる限り、怪我は少なくしていきたいものですよね
1.顔周辺の負傷
ボクシングの怪我で最も多いのが、皮膚が切れることによる裂傷です。
特に多いのが、眉毛の周辺が切れることです。
ボクシングはグローブをはめた拳で殴り合うものですが、「バッティング」といって、試合に夢中になるなどして頭が前に出て、グローブではなく額同士がぶつかってしまうことがあります。
これによって皮膚が切れることもありますし、相手の切れの良いパンチを受けることによって、皮膚が切れてしまうこともあります。
皮膚が切れると出血して、その血が目に入り、視界が妨げられる恐れがあります。
そうなると試合を続行すること自体が危険となるため、傷が大きい場合や出血が多い場合などは、試合が中断されることがほとんどです。
このようにして傷を負った場合は、試合後に医務室などで処置を施されます。
軽い傷の場合はテープで止めますが、酷い場合はその場で縫合します。
またボクシングは、殴り合うことが基本です。
しかも顔面を狙われることが多いわけですから、切り傷以外にも顔周辺を負傷することは割とよくあります。
鼻血が出る、顔が腫れるなどは、試合が続行できる場合は特に問題はありません。
その他に、顎や鼻の骨が折れたり、パンチの受け方によっては耳が変形したり、鼓膜が破れるといった怪我も起こります。
2.引退勧告に繋がる怪我
上記のような怪我は、適切な処置が行われれば、特に大きな問題にはならないケースがほとんどです。
しかし中には、即「引退」に繋がるような重大な怪我もあります。
よく知られているのは、辰吉丈一郎選手の引退問題や、亀田大樹選手の引退理由などで話題に上がった「網膜剥離」です。
網膜剥離も、初期の段階で適切な治療を行えば治ります。
しかし、物を見る中心部分である黄斑部まで剥離すると、視力が低下に加えて視野が暗くなる、視野が欠けるなどの症状が現れ、治療しても正常な視力を取り戻すことは難しくなり、失明することもあります。
このためJBC(日本ボクシングコミッション)は、網膜剥離を患ったボクサーには「引退勧告」をすることになっているのです
また頭部へのパンチによる衝撃から「パンチドランカー」という呼称で知られる後遺症が残ることもありますので、要注意です。
3.ボクシングにおける怪我を予防するためには?
ボクシングは、その競技の特性上、怪我を「完全に予防する」ということは、不可能と言って間違いありません。
特にプロボクサーともなると、生活のため、また試合をキャンセルして興業を潰すことはできないということもあり、よほど酷い怪我でもない限りは、そのまま試合に臨みます。
ですから、大切なのは「怪我と上手に付き合っていく」ということです。
そして、上達を目指すためには無駄に怪我を増やさないよう、マウスガード(マウスピース)やバンテージを適切に装着する他、練習の前後にストレッチやマッサージ、アイシングをするなど、こまめなケアも不可欠です。
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