基本的なボクシングの試合のルール
さて、ボクシングの練習を重ねたら、いよいよ試合に臨むことになります。
しかし、ボクシングは単なる「殴り合い」とは違いますので、試合には厳密なルールが存在します。
ルールを守ることも上達への1歩と心得、そのルールも確認しましょう。
1. ボクシングの試合の基礎知識
ボクシングの試合では、選手同士の体格差によるハンディを少なくして公平を期すため、体重別の「階級制」を設けています。
これについては「ボクシングの階級と体重について」をご参照頂ければと思います。
試合中には、リングに上がることができるのは両選手とレフェリー(審判)の3人だけとなっています。
レフェリーは、試合の勝敗、反則などを判断し、減点や失格を宣言するなどとともに、唯一、試合を止める権限を持っています。
またレフェリー以外に、試合の採点を行う審判が「ジャッジ」です。
ジャッジはリングの3面に各3人が配置され、それぞれのラウンドごとにどちらの選手が有利かを、採点基準に基づいて採点していきます。
そして試合の勝敗は「KO」または「判定」により決定します。
「KO」とは「ノックアウト」の略です。
これは一方の選手のパンチによって相手選手が倒れ、レフェリーがカウントを10数えても立ち上がることができなかった場合です。
ちなみに、「KO」と同じくらいよく聞かれるボクシング用語「TKO」とは、パンチによって相手選手が負傷し、そのために試合が続行できなくなる場合のことで「テクニカル・ノックアウト」を略した言葉です。
「判定」の場合は、4回戦は40点満点、12回戦は120点満点で、各ラウンド10点満点からの減点法で採点されます。
最終的には、2人以上のジャッジが支持したボクサーが勝者となる決まりとなっています。
2. ラウンドについて
ボクシングの試合は、1ラウンド戦って1分間のインターバルが入ることが繰り返されます。
1ラウンドの時間は男女でそれぞれ定められており、男子は3分間、女子は2分間となっています。
これが4セット行われる試合を「4回戦」と呼びます。
男子の場合は選手の技量と戦績に応じ「6回戦」「8回戦」「10回戦」と上がっていきます。
そして日本タイトルマッチの場合は10回戦、東洋太平洋・世界タイトルマッチなどの試合は12回戦で行われることになっています。
女子の場合は、世界タイトルマッチが10回戦で行われる他は、男子とほとんど同様に行われています。
3.試合で 使用する設備・用具について
ボクシングの試合は、正方形をした「リング」内で行われます。
この「リング」の大きさも、ルールにより「一辺が約5.5以上、7.3メートル以内」と定められています。
この範囲内で、国によってリングの広さには若干の上下があります。
例えば大柄な選手の多い国では大きめのリングが使用され、日本のように体重の軽い選手・比較的小柄な選手が多い国では小さめのリングが使用されています。
また、ボクシングの試合で使用するグローブの重さにも、男女それぞれのルールがあります。
男子の場合、ミニマム級~スーパーライト級は片方8オンス(=227グラム)、 スーパー・ライト級(63.50キロ)を超える階級は片方10オンス(=283.5グラム)となります。
女子の場合は、アトム級からフェザー級(57.1キロ)までが片方8オンス、 フェザー級(57.1キロ)以上の階級のは片方10オンスと定められています。
これらのルールを知っておくことも、ボクシングの上達のためには重要なことなのです。
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