ボクサーのための減量メニュー【試合一ヶ月前】編
ボクサーは試合が近付くと、試合前の計量に向け、体重を各階級ごとに定められた制限体重に合わせなくてはなりません。
トップクラスのボクサーが「二階級制覇」「五階級制覇」などを目指す場合などの特殊なケースを除き、多くのボクサーには概ね一ヶ月前くらいからの減量が必要となります。
ボクシングが上達し、試合に出る時のために、減量についても知っておきましょう。
1.減量が必要となる理由
階級ごとの制限体重に合わせなければならないと言っても、「制限体重に足りない」というボクサーは、ほとんどいないでしょう。
なぜならば、普段の体重が軽いボクサーが重いボクサーと戦うと、その体重差がパンチ力などの差となり、フィジカル負けすることになりかねません。
計量の翌日には、落とした体重を7~8キロ程度戻して試合に出場するボクサーもいるのです。
そのため、規定の体重に足りなくなる可能性のあるボクサーは、通常は1つ下の階級で試合に出場することになります。
ボクシングがある程度上達し、試合への出場を考えるようになったら、減量のことも意識していきましょう。
2.日常生活での留意点
さて、具体的にどのくらい減量すれば良いのかは、個々のボクサーごとにそれぞれ違います。
中には、一ヶ月で10キロ以上落とすボクサーもいます。
減量において重要なのは、脂肪と水分をコントロールすることですが、日頃から鍛えているボクサーは体脂肪率が1ケタ台ということも珍しくはないため、脂肪よりむしろ水分のコントロールが中心となります。
試合一ヶ月前の日常生活での留意点は、これまた個々のボクサーによって様々な工夫がありますが、ここでは主なものをご紹介致しましょう。
まずは炭水化物と水分の摂取量を少なめにしていきます。
夜にはご飯などの炭水化物を一切摂らない、栄養バランスを考慮して水分は野菜ジュースなどから摂るようにする、タンパク質の不足を防ぐために納豆などを食べるようにする、など、主に食事の面で工夫をしていきます。
また、水分や摂取カロリーの面から、お酒を飲むのは当然厳禁です。
更に試合が二週間後くらいまで迫って来ると、徐々に練習中の水分摂取も控えていきます。
水分摂取は喉の渇きが取れる程度に留め、人によっては「喉が乾いても基本的にはうがいのみ」というほど徹底させます。
3.トレーニングでの工夫
減量には、食事面だけでなく、トレーニングでの工夫も大切です。
まず、仕事や学校があるとスケジュール的にも体力的にもかなり大変ですが、週5~6日のトレーニングをしっかりこなすことは、鉄則です。
それに加え、毎朝走り込みをする、練習の時にはサウナスーツを着るなど、代謝を高め、汗を出しやすくする工夫がメインとなります。
試合二週間前くらいになると、更にトレーニングの強度を上げ、身体を絞っていきます。
摂取カロリーも水分も抑えることによって身体が動かない状態となっているので、本当に辛い時期です。
しかしこの頃までに、実に10キロ以上の減量を達成してしまうボクサーもいます。
このようにして食事・トレーニング面にあれこれと工夫を凝らしたら、体重のチェックも忘れずに行うようにしましょう。
朝起きた時と、ロードワークの後、トレーニングの前後、更に就寝前など、こまめに体重計に乗り、食事や水分の量を調節していきましょう。
ボクシングが上達して試合が決まった時には、こういった減量の仕方も参考にすると良いでしょう。
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